2024年4月30日

№120 台所で思うこと・・・

 今年もよろしくお願いします。
 お正月早々大変な年になりました(この原稿を書いているのは1月中旬です)。私は新潟旅行の計画がキャンセル、知人も多く住む地域でもあります。日航機の事故。小倉の食堂街の火事は幼い頃から親しんだ場所だったこともありショックでした。なぜか気になって暮れに訪ねたばかりだったのです。
 テレビのニュースは悲惨な画面ばかり・・それが原因かは定かではないのですが。1月3日から腹痛が始まり8日、出演のFBS福岡放送のテレビ番組「めんたいワイド」にはお腹が痛いままの出演でした。綺麗にメイクしてもらって、お正月らしい着物姿で気取っていました。3時間ずっと笑顔を装っていましたが、実はトイレを我慢していたという悲惨な状態でした。自分では気が強いと思っていても、やはりひどい災害を目にし、耳にすると心身が影響を受けることもあるのです。周囲が大変な時にこそ自分の生活の普通と心の平穏を大切にしなければなりませんね。脂汗をかきながら心の底からそう思いました。 
 生活の普通(実はありがたいこと)といっても漠然としています。改めて整理してみましょう。
 睡眠をしっかりとる・・日本人の睡眠時間は他国に比べて短いといわれています。朝から乗り物の中で爆睡している人の多いこと。それ自体が危険なことでもあります
 お風呂に入りましょう。シャワーではなく。身体の清潔と温めは日本人の長寿の源です。お湯に漬かっている間は重力から自由ですから、正に骨休めとなるのです。
 食事を美味しく、楽しくいただきましょう。一日に30品目食べるとか何回噛むとか、無添加でなければとか、強いこだわりからは自由でいてください。
 主食と主菜と副菜・・・ご飯と(もちろんパンでも)血や肉になるタンパク質(肉や卵、豆腐など)と野菜(トマトやホウレンソウやモヤシなど)が一食に揃っていれば完璧ですが一日の中で調整しても良いのです。食事が身体をつくり、心にまで影響する大切なものであるということさえ忘れずにいれば、なおざりにすることはありません。
 帰宅時や食事の前に手を洗う。手洗いは食中毒だけでなくあらゆる病の予防の基本です。残った食べ物はそのままにせず、必ず容器に移し替えて冷蔵庫に。一日一度でも家族揃っての食事。そして時々は家族以外の人と食卓を囲む。
 当たり前のことが大切です。